極めて稀なケースで、高額宝くじに当たるくらいの確率！？で混じっている… 美味しくないカツオ
カツオのタタキやお刺身をご購入され、お店やご家庭で食べられると身質が硬く、ゴリゴリしているもの(部位)があり、不味い、いつもの食べているものと違うとご連絡を頂くことが稀にございます。
原因がまだ全て解明されてはおりませんが、天然鰹の一部にみられる【石ガツオ、ゴリガツオ】と呼ばれている肉質が硬く、異味異臭(まずい、生臭い等)がする個体がいることが確認されています。 通常の鰹の身質とは異なる状態の石ガツオでありますが、外観(見た目)及び冷凍状態での触診判別は極めて困難であることが報告されています。
普段携わっている職人さんでも解凍して切ってみても気づけないことがあるレベルとの報告があるくらい…シビアです。 石ガツオは、通常の鰹(正常魚)より多くのコラーゲンを含有していることが研究で判明しており、筋肉の硬さとコラーゲン含有量との相関関係(コラーゲンが多いと身質が硬くなる傾向)が確認されているようです。 漁獲方法及び漁獲後の処理方法によってのコラーゲン含有に違いがないことから生活環境原因(水温、摂餌状態)が関係しているのではないかとされていますが、異臭及び味の異常については、原因がまだ研究解明されていないようです。
※ご購入されて喫食なされたお客様には、製造工程上の問題ではなく、天然物であるが故の現象であることのご理解を頂きたく、極めて稀なケースではございますが、該当してしまうこともあることをご了承頂きたく存じます。石ガツオを喫食されてカツオ全般がお嫌いになることが無いよう、当社では誠心誠意対応させて頂いております。